「マネとモダン・パリ展」を
観て来ました。
http://mimt.jp/manet/
今年4月、
東京・丸の内にオープンした
三菱一号館美術館の開館記念展でもあり、
建物、庭園も魅力の一つです。
平日(7月9日金曜日午後)のせいか
混んでいるというほどでもなく、
かといってすいているわけでもなく、
丁度良い人の流れでした。
美術展では、
エドゥアール・マネ(1832-1883)の
油彩、素描、版画約80点と
同時代の作家たちの
油彩、建築素描、彫刻、写真など約80点が
あわせて展示されています。
まず始めに
「セーヌ県知事オスマン男爵」
の肖像画に出迎えられます。
オスマン男爵は
1853年から1870年まで
セーヌ県知事をつとめ、
ナポレオン3世の構想に沿って
大規模なパリ都市改造を実施しました。
それまで非衛生的だったパリは
この大改造で
光と風をとりこみ、
近代都市としとして生まれ変わります。
まだ若いマネの目の前で
パリは変貌していきました。
マネが見たパリの変化を、
現代の私たちも
写真や建築素描などを通じて、
この美術展で
観ていくことが出来ます。
油彩、素描、版画作品からは
変化するパリに生きた人々の表情も
感じとれます。
一方、「三菱一号館」は、
鹿鳴館を設計した英国人建築家
ジョサイア・コンドル(1852~1920)設計により、
1894年(明治27年)に竣工しました。
赤煉瓦の、
丸の内に初めて誕生したオフィスビル
だったそうです。
その後、
1968年(昭和43年)に解体されましたが、
誕生当時の設計図面や保管部材、写真資料などから
明治期の姿を忠実に復元し、
この春、
美術館として生まれ変わりました。
さらに、美術館の1Fは
旧三菱銀行を復元し、
レストランとしてオープン。
ランチプレートが人気です。
なかなか美味しいのですが
パンはイマイチでした^^;
あと、ウエイターさんの一人が
大河で岩崎弥太郎を演じている人に
似ていましたw
『午睡』