台風も去った秋分の日、
損保ジャパン東郷青児美術館の特別展
「モーリス・ドニ-いのちの輝き、子どものいる風景-」
を観てきました。
モーリス・ドニ(1870~1943年)は
19世紀末から20世紀前半にかけて活躍した、
フランス象徴派を代表する画家で、
今回はタイトルにあるように
「子ども」や「家族」を主題とした作品
(絵画、素描、写真、その他資料など)
約100点が展示されていました。
会期:2011年9月10日(土)~11月13日(日)
時間:10:00~18:00
※入館は閉館の30分前まで
休館:月曜定休(但し10月10日は開館)
何点か、絵の情景の元となった写真も
展示されていました。
子供の可愛らしさだけなら
たとえ白黒でも
写真の方が伝わってきます。
でもそれだけじゃない、
けど強要するわけでもない
メッセージ性と信仰を含む芸術性が
絵画から伝わってきました。
ドニは家族を芸術の中に
永遠に残したようにも思います。
ところで
この美術館で鑑賞するのは
これが初めてなので、
正直、ゴッホの「ひまわり」も
気になっていました。
写真で見て、
さらに想像で補っていたかもしれない
イメージからすると、
迫力なくて、でもその分ホッとするような
もう一度見たいような、そんな印象でした。
その他の常設展示としては、
東郷青児とグランマ・モーゼスの作品が
数点展示されていました。
私自身の好みとしては^^
この二人の作品が好きです。
最後に、しばし作品の前に佇み
至福の時を過ごしました。
最近(いつかは定かでないですが)
金曜夜20時までの夜間延長開館が
復活した国立西洋美術館に
大英博物館「古代ギリシャ展」を
観に行きました。
会 期:
2011年7月5日(火)~9月25日(日)
開館時間:
9時30分~17時30分(金曜日は20時まで)
※入館は閉館の30分前まで
休館日:
月曜日(但し9/19(月)は開館/9/20(火)は休館)
古代ギリシャといえば
大理石の彫刻でしょう^o^
彫刻(特に大理石)が大好きな
私としましては、
是非とも観たい展示だったのです。
さらにいうと、
服や布の質感や動きの
表現の素晴らしさに萌えマスw
しかし、不勉強に行ったせいで
会場でちょっと不安を覚えます。
(以下引用)
大英博物館が誇る
古代ギリシャ・ローマコレクションから
身体を表した130点あまりの
彫刻や壺絵を厳選し、
ギリシャ人が残した美の足跡を
たどります。
身体美の極致とも言われる
ギリシャ彫刻の傑作
《円盤投げ(ディスコボロス)》は
日本初上陸です。
(引用ここまで)
つまり、筋肉美というか
衣を着けていないんですよね…。
まー、たまに、
布を気持ち着けていたりはしますが…^^;
《円盤投げ(ディスコボロス)》
(前450-前440年頃/大理石
/高さ169cm/幅105cm/奥行63cm)
ディスコボロスはギリシャ語で
「円盤を投げる人」を意味するそうですが、
今目にしているこれらの彫刻は
ローマン・コピー。
つまりローマ時代に作られた複製品で、
ギリシャ時代のオリジナルは
多くの戦争で破壊されてしまったそうです。
《スフィンクス像》
(後120-140年頃/大理石
/高さ84cm/幅80cm/奥行55cm)
スフィンクスの翼が
まるで薄くて繊細な羽根のようで、
ちょっと萌えでした^^
《サテュロスから逃れようとするニンフの像》
(後2世紀/大理石
/高さ77cm/幅68cm/奥行52cm)
(以下引用)
半身半獣のサテュロスから逃れようとする
精霊ニンフを表しています。
二人の身体を巧みに組み合わせ、
あらゆる角度から見られるよう
デザインされた複雑な構図は、
ヘレニズム時代の典型です。
(引用ここまで)
どこに惹かれたかといいますと
サテュロスとニンフの表情です。
実に人間的です。
絵葉書になっていなかったのが
残念です。
絵葉書はアフロディテ像を買いました^^
《アフロディテ(ヴィーナス)像》
(ローマ時代(オリジナルは前4世紀)/パロス産大理石
/高さ107cm/幅33cm/奥行35cm)
全体としては
彫刻よりも壺絵の点数が
多かったようでしたが、
混んでいたし時間も無かったので
壷絵は半分くらいスルー^^;
ただ、オリンピア競技祭の様子を
描いた壺絵は興味深いものでした。
そしていつか
「大理石の彫刻展」といった
特別展が開催されることを期待しつつ、
会場をあとにしました。
ご無沙汰しています。
久々すぎて、
記事up方法忘れそうです^^;
昨年暮れには美術展に
行っているはずなのに
ブログに書いていないし^^;;
さらに今年になってからは
観にも行ってないし^^;;;
暖かくなったら行こうと思っていた、
3月あの日の大震災。
あれから半年ですね。。。
そろそろ、また美術展を観に行こう!
という気にもなってきましたv^o^
再開第一作(?)は祭り絵展。
今の暮らしの「生活の場」と「仕事の場」
いずれの地域にも
昔ながらの祭があり、
それらが描かれていたのが嬉しく、
最近「江戸」が好きかも
と再認識しました。
同展では日本の祭りや歳時記が
水彩で描かれており、
特に金色の表現が綺麗でした。
なぜか焼き鳥の絵があり
それだけ写真かと思うほど。
食べたくなりました^^
「白」が脇役ながら
活かされているのでしょうか。
画家さん自身が受付におられ、
まるで、絵の中で神輿を担いでいる人のような。。。
もしかしたら、こっそり自身を描き込んでいたのかしら?
と後になって思いました^^
P.S.
そういえば5月末だったか
「見本帳本店」の
ニューヨークタイプディレクターズクラブ展
に行ってました^^
もちろん、
面白かったですヨ☆