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数年ぶりに歌舞伎を楽しんだ。
歌舞伎座周辺の変わりよう、あるいは変わらないもの、
それぞれに興味深く、懐かしく。

夜の部を観劇予定だった私たちは、
その前に遅めのランチを歌舞伎座の近くで楽しんでいた。
夜の部もいいが昼の部のラスト演目だけは見たかったな、
という話になり、
では一幕見席で、と見たい演目の開幕時間を電話で確認。
店を後にして一幕見席チケット売り場に向かった。

歌舞伎座には一幕見席という当日売りの自由席がある。
昼の部、夜の部それぞれの公演にあるいくつかの演目から、
好きな演目だけを選んで、
3階席よりさらに上の正面奥にあるスペースから
観劇するシステムだ。

売り場に着くと、完売の札が出ている。
時間的に考えても、その場の静けさが不思議だ。
前売り制になったのか?
しかも1500円?
私たちが見たかったのは30分ほどの一幕ものだ。
以前なら800円といったところか。
まあ、1000円だとしても許せるが。
問題はそこじゃない。
いつ売り出したのだろう!?

近くにいた劇場の人にたずねると、
二幕合わせて1500円なのだそうだ。
だから、もうひとつ前の幕が開く前に発売済なのだそうだ。
ずるい!
ひとつ前は全く別の演目だ。
力が抜けてしまう。
一幕だけ見れる合理的なシステム、ではなかったのか。
改名してくれ、「二幕見席」に!

気を取り直して喫茶を楽しむことにする。

いよいよ夜の部。
こちらはちゃんとチケット手配済みだ。
とはいえ3階席。それから初の西側席。
音だけが聞こえる花道。乗り出しても見えない。
いや、自分の真下を通過したであろう頃を狙って乗り出せば
役者の頭上だけは見える、とわかった。

私たちは様々に学習した。

ほんとは1階席で観ようと張り切っていたのだが
あっという間に売り切れるほど人気があるとは
正直思っていなかった。
次回からもう少し気合でチケットをゲットしよう、
と新たな抱負を胸に正月の歌舞伎を堪能した。

最近、劇場に行っても何も感じることが出来なかったのだか
さすがに此処は別格だった。

なかでも『金閣寺』の雪姫。
他愛も無いファンタジーな筋で、
以前も同じキャストで見た時に
その美しさに感心した記憶は残っているが。
今回は原因不明に芝居に引き込まれた。

あえて一つあげると目の力に驚いた。
楚々としたお姫様の白塗りなのに、
今のはなんだったんだろうと。
久々に集中して芝居に見入った。

いい正月だ^o^


正月らしく

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